インタビュー #7
ふわりさん
長いキャリアで培った演技力や企画力で数々の主催企画、ラジオ番組、声劇作品に出演してきたふわりさんへ、今回の出演についてお話を伺いました。
このインタビューの未公開シーンも収録されたその劇ラジオ#2も合わせてお聞き下さい!
*https://u8kv3.app.goo.gl/Hepyb
るい(以下る):
ふわりさんとはSpoonを始めた当初、もう5年9ヶ月ぐらいのお付き合いで、本当にいつもお世話になっています。
ふわりさん(以下ふ):いえいえ、こちらこそお世話になってます。
る:ありがとうございます。
実は私の演奏音源を最初に声と一緒に使っていただいた方がふわりさんなんですよね。
ふ:はい。いや、なんかすごいですね!そう考えると。
る:私、自分の演奏を誰かの作品に使っていただくなんてことが自分の身に起こるなんて思ってもいなかったので、本当に嬉しかったです。
それからこうやって、私が声劇を主催するっていう。感慨深いまで私たちの中ではありますよね。
ふ:ほんとにね。
今回、出演依頼を受けた際、率直にどう思いましたか?
る:今回私が台本を執筆した「有明」という作品にご出演いただくんですが、実はふわりさんには最初に脚本としてお声掛けをさせていただいたのち、声で出演という形で変わりました。
まず単刀直入に出演依頼を受けた時に、どう感じたか、何か印象とか覚えていらっしゃいますか。
ふ:それはもう、本当に、そんな素敵な企画に私、参加していいんですか。みたいな!
る:そうやっておっしゃっていただけて光栄です!
ふ:それで引き受けさせていただいたんですけど、演者がひかるさんというお話だったので、私自身納得のいく台本が書けないなと思って、そこで「私、演者じゃだめですか」と。
る:お話していく中で私が台本を書かせていただくことになったのですが、ふわりさんとひかるさんのこんなにがっつりとした声劇の台本を書かせていただけるという状況になった時に、ちょっと震えました。
(るいは声劇台本執筆初挑戦)
「有明」という作品の中では、メインキャストの廻 斎(めぐりとき)役を演じていただきましたが、台本を読んで感じたところや作品に対する印象があれば教えていただきたいです。
ふ:台本ができてきたときに、「うわ、すごいな」ってまず思いました。
るいちゃん、こんな物語を書けるんだっていうところにも驚きました。
る:ありがとうございます(嬉)
ふ:今までいろんな声劇の企画がありましたけど、Spoonでの声劇企画では見られないようなお話だなって思ったし、これは本当にひかるさんと私だから演じられるんじゃないかなって思いましたね。
る:そうですね。私もひかるさん、ふわりさんにメインで出ていただくっていうところから、この作品を書きましたし。
実はこの作品には主題歌がついているんですけど、その主題歌が決まって、主題歌とお2人が演じてくださるっていうところから物語を構想して書いたので、私の中で斎ちゃんはもうふわりさんの声というか、ふわりさんに演じてもらう前提っていうところがありました。
ふ:いや、嬉しい。
る:なので、実際に台本をお届けしたあと、ふわりさんが「思わず泣きました」とおっしゃってくださって、 頑張って書いてよかったなと思ったことを覚えてます。
その後読み合わせや打ち合わせ、そしてリテイクをしていただきましたが、演じてみて楽しかった点や新鮮だった点、もしくは自分が斎とリンクするようシーン、気持ちなど、演じてみて感じられたことがあれば教えていただきたいです。
ふ:そうですね。いや、なんかね、まずやりやすかった。
る:やりやすかった!嬉しい、それは。
ふ:やりやすかったですね。
斎ちゃんと私とは全くキャラ的には違うんですけど、大人な女性で、過去に何かしらを抱えているという部分で、きっとこれはある程度人生経験を積んでいる方が演じられるのかなと思ったので、だからこそ私とひかるさんだからきっと出せるものがあるなと思ってやらせていただきました。
とっても楽しかったですね。
る:ありがとうございます。
今までふわりさんが演じられてきた作品を私も聞かせていただいたんですが、穏やかなというか、もちろん感情的な人もいたと思うんですけど、どちらかというとあたかかい、語りかけるような作品が多かったんです。
今回、私があえてフランクな、つかみどころがないような、でも大人で、何か抱えているような、そこが気になりつつも、でも少し飄々としている人気者っぽい感じにしました。
あと今回、喫煙者の役をふわりさんにしていただきたかったんです!
ふ:はいはい(笑)
る:なので今までのふわりさん、そしていつものふわりさんとは違う一面が、この斎ちゃんを通じて皆さんに届けられているのかなという風に上がってきた音源を聞きながら思いました。
ふ:ありがとうございます。
普段のふわりさんと違うキャラクターだとお話しましたが、 制作過程で大変だったところや難しかったところ、 もしくは頑張ったなというポイントがあれば教えてください。
ふ:そうですね。大変だったっていうのはあんまり感じなかったけど、まず読み合わせをひかるさんとはしてないので、ひかるさんがどんな感じで来るのかがわからなかったから、最初録った時はとりあえずるいちゃんと読み合わせさせていただいた感覚で録って、その後にひかるさんから音源が上がってきたので、今度それを聞いて再録音しました。
る:なるほど〜。
(ひかるさんからの音源を聞いた際に)ひかるさん、こう来たかと思って。
ふ:いや、わかります。ひかるさん、こうきたか!ってなりましたよね。
だからそれを聞いて改めてひかるさんのテイストにあわせて掛け合いになるように録り直しました。
る:ありがとうございます。
2023年7月に「月が綺麗ですね」という企画があったんですけど、そこでひかるさんが青年の役をやってらっしゃって。
それを聞いた時に、この人演技で化けるタイプなんだと思って。
なのでひかるさんにはいつもの感じではなくて、あえて不器用なというか、優しいんだけどちょっと生きるのが苦手というか、生きることの難しさに直面しているような滝見 代くんという役をやっていただいたんですけど、代と斎のコントラストみたいなものはやはりお2人だからこそ出せるんだろうなとも思っていたし、実際に声が上がってきて、そして全部が揃っていく過程を今私たちが過ごしています。
ふ:いや、楽しみですよね、この作品。
る:自分で書いた台本に対していうのもなんだけど楽しみですよね!
話しは主題歌、そして物語についてに。
る:今回、主題歌をマムシくんと私が制作しまして、音源も聞いていただいたかなと思うんですけど、主題歌を聞かれてみていかがでしたか?
ふ:いや、もうね、すごかったです。
本当に素晴らしくて歌も伴奏も感動しました。泣きましたね。
すごいなと思って。この歌が入るんだって。
る:この曲自体(中島みゆきさんの時代)はとても有名な曲だし、いろんな方がカバーしてると思うんですけど、この楽曲があったからこそ書くことができた作品だなと思うし、この音楽と斎ちゃんと代の物語のリンク具合というか、聞き逃すことがないよう、瞬きもしないで、じゃないですが(笑)じっくりと味わっていただきたいなと思ってるし、あの音源ができたのも、やっぱりふわりさん演じる斎ちゃんとひかるさん演じる代がいたからこそ、私たちも思いを込められたなと思います。
あとはね、このタイトルの有明。結構キーになりますよね。
ふ:ほんとに!いや、だからすごいなるいちゃんと思って!
セリフの中で有明という単語が出てくるんだけど、私にはその光景・景色が演じながらもう見えてるんですよ。その風景を見ながら、浮かべながらやってました。
る:実際オンエアでは耳で楽しんでいただく部分が多くなってくると思うんですが、2人が過ごした時間を、是非頭の中で情景を思い浮かべながら聞いてほしいなっていう風に思える、そんな作品になっているなと思います。
オンエアに向けて意気込みや注目してほしいポイントがあれば教えてください!
る:いよいよ秋口から動き出していたこの企画なんですが、いよいよ今月末にオンエアとなりました。
ふ:もう少しですね。
る:いやあ、本当にもう少しなんですよね。
あっという間だったなって気もするし、今までふわりさんとはいろんな企画でご一緒させていただいたのですが、「書き手・音楽」と「語り手」という形で同じ作品をがっつり作るっていうのは私たちにとっても初めてだったので。
ふ:そうですね。うんうん。
る:しかもね、今回の「有明」のメインキャスト、ふわりさん、ひかるさん、私、あとマムシくんはなんと2018年にSpoonを始めたという。
ふ:すごいですね!
る:そして、私自身あまり意識していなかったんですが、オンエアの3月31日はSpoon6周年の日なんですよね。
ふ:そうですね!
る:なので、長く一緒に時間を過ごしてきたりとか、いろんな時間を経てこうやって集まることができた私たちの集大成をぜひぜひ楽しみにしていただきたいなと思います。
ふ:本当にもう、この物語は今までのSpoonでは聞いたことがないようなお話じゃないかなと思います。普段見せないひかるさんが出ていると思うので、少しでも私も世界づくりがお手伝いできていたら嬉しいです。
とっても素敵な作品になっていると思うので!楽しみにしていてください!
ふわりさんだからこそ演じられた斎のキャラクター、そして過去にも注目が高まる「その劇場の名は」は3月31日21:00よりSpoon Office lunaアカウントにて上映されます。
是非ご来場ください!